例え季節が変わって、
僕等が大人になっても、
この想いは、ずっと変わらない。
four seasons -永遠にあるということ-
確かに雪が降るとは聞いていたが、こんなに積もるとは思わなかった。
カーテンの隙間から見える真っ白な外の光景に、アスランは静かに体を起こす。
が喜ぶだろうな、と思い隣でまだ幸せそうに寝ているを見ると、その姿が容易に想像できて、
アスランは思わず目を細めた。
「、起きて」
「・・・んっ・・もう少し・・・」
「雪、降ってるよ。」
「・・・・ホントに!?」
雪≠ニいう単語を聞いただけでベットから飛び起きたは、そのまま窓にかけより簡単の声をあげる。
その姿が、また可愛らしい。
「ねぇ、雪だるま作ろうよ。」
「うん。 でも雪がやんでからね」
そう言うと、「速くやまないかな〜」というを、アスランは後ろからそっと抱きしめた。
の体に残る暖かさが心地よい。
「ア、アスラン?」
「寒いから、もう少しこのままね。」
「・・・うん。」
しょうがないな・・・と小さくは笑うと、静かに体をアスランに預けた。
「このまま、雪降っててもいいかな・・・俺」
「えっ!? なんで??」
「ずっと、このままでいたいから。」
「・・・それは、あたしもだけど・・・」
そう言うとはアスランの腕のなかでもぞもぞとアスランと向き合うように向きを変える。
「じゃぁ、ずっとこれからも一緒にいてくれる?」
「もちろん。 ずっと永遠に。」
「約束してくれる?」
「簡単なことだよ。」
そうアスランが言うと、どちらかとともなく二人の唇が重なった。
雪は深く深く積もり、
まるで二人の愛のようだった。
060209
four seasons完結です。
ここまでお付き合いしてくださった皆さんへありがとうございました。
実を言うと、サイトを開設してから完結したものはコレが始めてなんです。
やはり、たった4話ですが嬉しいものがありますね。